チタンのフロント下半分を切り落とし、セルロイド素材のソフト枠をナイロンの釣り糸で支える「 ソフトナイロール 」と名付けた新たな手法で表現された『 thomas 』
オーバルとボストンの中間ほどのレンズシェイプです。
フロントとテンプルの接合部は曲智(わんち)を採用。
掛けた時の形崩れを防ぎ、快適な見え方と掛け心地の良さが魅力です。
繊細なフレームですがメタルフレームほど印象が薄くはないため、程よい存在感が様々なスタイリングに合わせられます。
デザイナーの趣味でもある釣りを通じて知った著名人の名前をモデル名にしています。
ABOUT
色に深みがあり、使い込むほど肌に馴染み熟成する生地として20世紀半ばまで主流だった、セルロイド製の眼鏡。量産に不向きな上、加工に手間が掛かる可燃性であることから、時の移ろいとともに技術の継承が途絶えつつある。
この事実は、ファッションに関わる以上、危惧すべき事象と感じ、2013年に眼鏡ブランド<kearny>をスタート。
デザイナー・熊谷富士喜が、古着バイヤー時代に寝床としていたサンフランシスコ・カーニー通りにちなんだ、その名には“歴史と文化の交差”という意を込めた。眼鏡産業のいち時代を支えた職人技を後世に残したいという思いのもと、すべての眼鏡に用いたセルロイド製のパーツ。各年代を彩ったデザインに敬意を払い、自身が眼で見たもの、手で触れたものをプロダクトに溶け込ませる一意専心な物作りを探求する。
サイズ
テンプル長 : 145mm
レンズサイズ(横×縦) : 46mm×39mm
ブリッジ : 22mm
素材
βチタン×セルロイド
生産国
日本