建築をテーマに眼鏡を考え、印象を強くする甲丸フレームを製作。
モダニズム建築や工業建築の分野の発展に多大な影響を与えたペーター・ベーレンスから着想を得てデザインされたラウンド型の眼鏡です。
20世紀ドイツの建築家ペーター・ベーレンスはコルビュジェの師匠であり、ミースファンデルローエなども所属していた事務所の代表です。
コルビュジェは若かりし頃ペーターと同じように細いフレームを使用していましたが、建築家として有名になると、甲丸な太いフレームへと変わりました。 そのフレームをベースに本セルロイドで製作。
本セルロイド特有の上品な艶感と、力強くも繊細で滑らかな曲線のフロントが印象的です。
ABOUT
色に深みがあり、使い込むほど肌に馴染み熟成する生地として20世紀半ばまで主流だった、セルロイド製の眼鏡。量産に不向きな上、加工に手間が掛かる可燃性であることから、時の移ろいとともに技術の継承が途絶えつつある。
この事実は、ファッションに関わる以上、危惧すべき事象と感じ、2013年に眼鏡ブランド<kearny>をスタート。
デザイナー・熊谷富士喜が、古着バイヤー時代に寝床としていたサンフランシスコ・カーニー通りにちなんだ、その名には“歴史と文化の交差”という意を込めた。眼鏡産業のいち時代を支えた職人技を後世に残したいという思いのもと、すべての眼鏡に用いたセルロイド製のパーツ。各年代を彩ったデザインに敬意を払い、自身が眼で見たもの、手で触れたものをプロダクトに溶け込ませる一意専心な物作りを探求する。
サイズ
レンズサイズ(横×縦) : 44mm×46mm
ブリッジ : 24mm
テンプル長 : 146mm
素材
セルロイド
生産国
日本