ノーズパッドのない、『一山(いちやま)式』の眼鏡、peaks。

明治維新のまだノーズパットがなかった時代、欧米人の鼻の高さに合わせた眼鏡では日本人が掛けるとずり下がってしまい使いづらいものでした。  そこで、日本人に合わせて鼻が密着するように工夫し生み出されたのが『一山式』眼鏡。昭和のはじめぐらいまでは、この一山式眼鏡がほとんどだったようです。

その一山を現代の日本人にも馴染むよう調整しラウンド型で仕上げたモデルです。

フロントのシンプルな見た目と長モダンでバランス良く仕上げられています。

ABOUT

色に深みがあり、使い込むほど肌に馴染み熟成する生地として20世紀半ばまで主流だった、セルロイド製の眼鏡。量産に不向きな上、加工に手間が掛かる可燃性であることから、時の移ろいとともに技術の継承が途絶えつつある。

この事実は、ファッションに関わる以上、危惧すべき事象と感じ、2013年に眼鏡ブランド＜kearny＞をスタート。

デザイナー・熊谷富士喜が、古着バイヤー時代に寝床としていたサンフランシスコ・カーニー通りにちなんだ、その名には“歴史と文化の交差”という意を込めた。眼鏡産業のいち時代を支えた職人技を後世に残したいという思いのもと、すべての眼鏡に用いたセルロイド製のパーツ。各年代を彩ったデザインに敬意を払い、自身が眼で見たもの、手で触れたものをプロダクトに溶け込ませる一意専心な物作りを探求する。

サイズ 

レンズサイズ（横×縦） : 45mm×40mm

ブリッジ : 24mm

テンプル長 : 146mm

素材

純チタン×セルロイド

生産国

日本